「木材アドバイザー(もくアド)」養成講習会の受講報告
2011/02/20
東京大学・安田講堂に続いて、京都大学宇治キャンパス・生存圏研究所へ行って来ました。
会場となった「京都大学・宇治おうばくプラザ」
兵庫県内で産学連携を進める弊社にとって、日本を代表する両大学は雲の上の存在ですが、弊社が協賛したり、私が受講するセミナーがたまたま両大学であったというのが、本当のところです。
木材の高度利用で有名な 京都大学宇治キャンパス『生存圏研究所』入口
さて、今回、京都大学・生存圏研究所に出かけた理由は、2月11日~12日にかけて「木材アドバイザー(もくアド)養成講習会」の受講のためでした。
木材を扱う専門業者を対象に、環境問題や木材需給、日本の林業・木造建築の他、木の見分け方・基本的性質に関する実践的知識を学ぶ場として開催されました。
講義 「地球環境保全と森林・木材利用」の一コマ
近畿一円から国産材や地域産木材の利用拡大に熱心な木材店や工務店等、50名が集まり、また2日間の講座は、日本を代表する木材学者等の講演が多数あり、講座の内容の高さに驚きました。
【主な講師】
森川 靖 (早稲田大学教授) 遠藤 日雄 (鹿児島大学教授) 赤堀 楠雄 (林材ライター)
岡野 健 (東京大学名誉教授) 杉山 淳司 (京都大学教授) 大橋 好光 (東京都市大学教授)
講義 「木の見分け方と基本的性質を学ぶ」の一コマ
講座 「木の見分け方と基本的性質を学ぶ」で、実際に木のサンプルを使って講義がありました
2日間の講座の後にはテストもあり、少し消沈しましたが、良い経験をさせて戴きました。
今後、木材利用にかかる基本的な知識を備え、消費者や設計士等からの問い合わせに対して的確に木材や木材利用の助言、PRができる能力を備えた技術者を「木材アドバイザー」として認証する資格が創設される予定のため、弊社も積極的に取り組んでいきたいと考えています。
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