間伐材マイスターの徒然記

もう一つの『ウッドショック』 ⇒ 『ひとりウッドショック』

2週間ほど前に、消極的に見積したはずの『矢板』の注文が決まってきました。

弊社第2倉庫で『矢板』も保管 杭とセットで販売してます

弊社第2倉庫で『矢板』も保管 杭とセットで販売してます

本来、板物は「委託加工」で生産しているので、価格競争力は無く、決まってきても丸杭とセットでの受注がほとんどなので、少し驚きでした。

矢板 200*36*2m (普段は少ないサイズです)

矢板 200*36*2m (普段は少ないサイズです)

それ以上に驚いたのが、見積価格を見直したところ、『15cm幅の矢板』で見積もったはずなのに、実際は20cm幅だったことが判明し、『ウッドショック』に見舞われてしまいました。
(加えて、その総量は4tトラック2台分だったので、手痛い『ダブル・ウッドショック』です。)

『矢板』 150*36*2m (普段よく使われるサイズ) 

『矢板』 150*36*2m (普段よく使われるサイズ) 

本来の価格の75%(15/20)の値段を提示していたことになるので、発注先は大喜びといったところでしょうか?

受注先に相談しても「見積は見積」の世界なので、『(誤った)見積価格」で期日通り納材させて戴くことになりました。

この『誤り』の解消ために、普段は参加しない原木市場の通常市に出かけたり、量産できる製材所を訪ねたり、予定外の時間を費やしてしまいましたが、それはそれでいい機会になりました

慌てて出かけて、セリで入札した丸太(Φ30cm級)

慌てて出かけて、セリで入札した丸太(Φ30cm級)


見積を間違わないことは『原則中の原則』ですが、たとえ「誤った見積」であっても完了して受注先に迷惑をかけない大切さを学ばせて戴きました。

「雨降って、地固まる」の心境です。