京都の「世界文化遺産」で使われる「足場丸太」
2014/03/18
またまた「足場丸太」の話題で恐縮ですが、今回は「世界文化遺産」を渡り歩く「足場丸太」の話です。
最近のニュースで、平等院鳳凰堂の鳳凰が元の位置に戻り(2月28日)、今回の修復工事が最終段階に入っていることをご存じの方が多いと思います。
「平等院鳳凰堂」の足場丸太の素屋根・解体工事風景 (全景)
3月の初旬に、「足場丸太の解体工事」が進む平等院鳳凰堂を見学に行って来ましたが、丁度屋根が見えるところまで解体が進んでいました。
「平等院鳳凰堂」の足場丸太の素屋根・解体工事風景 (前面から・新しい鳳凰が見えます)
取り外された「足場丸太」は整理して積み上げられていましたが、その丸太の行先は今春から工事が始まった「清水寺・三重塔」の修理現場用の素屋根建設用として、すぐに組上げられるそうです。
解体されて整理される「足場丸太」 (次の現場への移送されます)
「清水寺・三重塔」の仮設素屋根の建設現場 (全景)
平等院鳳凰堂の素屋根解体工事の見学後は、清水寺三重塔の素屋根の組上げ現場を見学しましたが、塔が高いだけに、上に組み上げる様子は平等院鳳凰堂以上に爽快なものでした。
「清水寺・三重塔」に「足場丸太」を吊り上げる巨大クレーン
先に紹介したように「平等院鳳凰堂」の足場丸太の不足分納材に関わりましたが、加えて今回の「清水寺三重塔」でも不足分の納材に関わっています。
「清水寺・三重塔」の仮設素屋根建設工事で「木製足場」を吊り上げているところ
今回紹介した2件の文化財修理工事に加えて、現在、修理工事が進められている他所の「世界文化遺産」の素屋根工事用にも納材しており、「世界文化遺産」の修理現場に使われる「足場丸太」の納材に関われたことを誇りに思っています。
「清水寺・三重塔」の上層部で「足場丸太」を組上げる鳶職人
『丸柱・円柱巡礼』, 『木の文化』, その他, 施工事例
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