「間伐材」の杭 (木杭・杭木)
2014/01/15
最近、「間伐材」や「未利用林地残材」が「木質バイオマス」との関係で注目を浴びていますが、「原木の直径が小さい(小径木である)」木材であるからこそ、有効に利用できる使い方もあります。
間伐材(小径木)の入荷時 (加工するまでは単なる「間伐材」)
それが、「杭木・木杭」や「足場丸太」など、弊社が生産を得意とする木材製品になります。
出荷を待つ 「造園用杭材(緑化支柱)」
一般に、「間伐財(材)の有効利用策」として真っ先に思いつくのが、「杭丸太(木杭・杭木)」や「足場丸太」のような小径木で、各地に多くの「小径木加工場」があります。
弊社もそのうちの一つで、父が素材生産業を行っている時から自宅の傍らで生産活動を行っていました。
丸棒加工機・2台連結(投入側から) 「間伐材」から「間伐財」に変身中
近年は、新規植林の量が大幅に減り、また「木質バイオマス」の立ち上がりとともに、「間伐材(小径木)」=燃やすもの」と思いこまれている一般の方が多いと思いますが、これらは「杭丸太」や「足場丸太」の生産には欠かせないもので、大事な木財(材)だと思っています。
平成26年・初荷の土木・造園用資材 (間伐財(材)・小径材の有効利用策です)_
小径の杭丸太の一番の使い道は、植木の支柱材(造園・緑化資材)として使われていますので、公園等で目にされることが多いと思いますが、こんなものに使われているのだなあ……と思い出して戴ければ幸いです。
また「足場丸太」は、昔は住宅建築時の仮設足場として多用されていましたが、現在では鉄パイプ足場にとって替わられましたが、現在では鉄パイプ足場が組みにくい現場や文化財の修理作業時に使われています。
このように、弊社にとっては、「間伐材」は「間伐財」でもあることをお伝えしたいと思います。
「森を大切にしたい」思い, その他, 間伐材の加工風景
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