三木金物資料館・特別展「杣(そま)の道具展」見学記
2013/11/12
三木市の金物資料館で開催されていた特別展「杣(そま)の道具展 ~森の樹(き)から材木へ~」の見学に行って来ました。
特別企画展・全景 (正面から)
毎年、「三木金物まつり」にあわせて行われている特別企画展で、今回は「鋸(のこぎり)と木材の関係」に関わるものだったので、興味深く見学させて戴きました。
特別展・展示の全景(側面から)
加えて、展示の際には弊社が小学生の体験学習用に持ち込んだ「小径丸太」(間伐材丸太)を上手く使って演出していました。
大鋸(おが)の展示時に枕となった「間伐材丸太・小径丸太」
特別展を企画した館長さんからも、「ただ単に並べているより、丸太を枕にして、立体的に展示できたので助かりました」と謝意を戴きました。
展示資料の説明をする金物資料館・館長
展示は立木を伐採する「手曲鋸(てまがりのこ)」と言われる鋸や、製材機が入る前まで使われていた「雁頭鋸(ごうどうのこ)」等、立木伐採から材木にするまでに使われていた鋸(のこぎり)や育林作業に使った山行道具等が整理展示されており、「素材業を行っていた父の時代」にも使っていなかった道具が多数ありました。
立木伐採用の「手曲鋸(てまがりのこ)と斧(おの)」
大型の横挽き鋸 「雁頭鋸(がんどうのこ)」
木材と展示されているこれらの道具とは、「切っても切り離せない関係」でしたが、近年ではほとんど使われることはなくなり、さびしいと思いと懐かしい思いとが一度に涌いてきました。
育林用の「山行き道具」も展示
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