『山の水の恵み』に感謝、 『木杭』の耐久性に驚き
2013/06/13
棚田百選・岩座神(いさりがみ)にある実家では、自家用簡易水道(生活用水)を約500m離れた山の中から水道管で「導水」しています。
(当然、当地でも町営上水道が完備していますので、台所の飲料水等は上水道を使用し、洗濯や風呂等の雑水は自家用簡易水道を利用しています。)
約40年前に設置した自家用水道なので、設置時の工事費とその後の保守作業のみで、ふんだんに山の水(山の恵み)を利用できるので、農作物を洗ったり、棚田の田圃への給水用にも利用しています。
山中に設置された自家用簡易水道 (取水口から貯水タンクまで)
年2回ほど、父が取水場所のメンテナンスに出かけ、取水口の落ち葉を拾い、取水(貯水)タンクに溜まった泥を取り除いたりしますが、その作業に同行しました。
山中に設置された自家用簡易水道 (取水口付近)
取水場付近には、山から湧き出た水が細く流れ出ていて、その谷川の水を堰き止めてビニールパイプでタンクに貯水し、そこから500mほど導水管を通ってきます。
水を豊富に使えるのは、この簡易水道があるからこそと感謝しながら、作業を手伝ったところでした。
自家用簡易水道の改修工事(河川改修で仮設置分を回復工事中)
また、今回は2年前の集中豪雨に伴う河川工事で導水管が仮設置されていたものを再設置する作業も行いましたが、「山の水の恵み」を生かすための努力の一つでした。
水道管を谷川を渡すために設置されていた「木杭」 (約15年経過)
その際に見つけたのが、谷川を渡る導水管をワイヤー吊りために谷川の両岸に打設していた「木杭」(焼き杭)で、約15年前の改修時に打ったものが、現役であること(耐久性を保っていること)がわかり驚きました。
「木杭(焼き杭)の耐久性」については、次のブログで紹介したいと思います。
約15年間経過した「木杭」の全体写真