『間伐材加工製品』の使い方
2013/05/6
弊社の「間伐材ブログ」に、「丸棒加工(品)」の話を幾度も掲載していますが、『加工製品の使い方』についても触れておきたいと思います。
「小径木」(間伐材)の使い方として、最初に思いつくのが「杭」や「足場丸太・丸太足場」などの従来からある使い方ですが、「丸棒加工機」が全国に普及するとともに、その用途も拡大しつつあります。
「丸棒加工品」の用途で、使用量が多いと思われる順にあげると、①造園用杭、②土留め工、③階段工、④木柵、⑤東屋等の公園施設、になると思います。
①「造園用杭」は、細い間伐材を使えるので、最も多く生産されていると思われます。国産材の「造園用杭」は芯持ちで、杭打ち時に割れにくいのが特徴です。(公共工事用の植栽工事時は「国産杭」と指定されている地域もあります。
「間伐材加工製品の使用事例」 【造園用杭】
②「土留め工」については、従来から「木なり」のままでも多く使われていますが、丸棒加工することにより、施工効率が大幅に改善したと思われます。
(また、経年後は土に戻ることがもっと評価されるべきだと思います。)
「間伐材加工製品の使用事例」 【土留め工】 (兵庫県加古川市内)
③「階段工」は、主に森林公園内の段差がある部分や登山道整備時に使われます。「山ブーム」で登山道整備事業が増えているので、階段数の多い登山道の工事発注が増えることを期待しています。
「間伐材加工製品の使用事例」 【階段工】 (兵庫県多可町内)
④「木柵工」は、森林公園の周辺等、景観への配慮が求められるところでの「転落防止柵」として活躍しています。自然を満喫している場面では、人に優しい「木材の転落防止柵」が相応しいと思っています。
「間伐材加工製品の使用事例」 【木柵】 (兵庫県多可町内)
⑤「東屋」等の公園施設として、「東屋」や「パーゴラ」等が、森林公園内、里山林の頂上や登山道脇の休憩所として設置されるケースが多いようです。
「間伐材加工製品の使用事例」 【東屋】 (兵庫県多可町内)
いずれにせよ、これらの工事は「公共事業」として発注されるものがほとんどで、今後の施工数の減少が懸念されますが、頑張って生産活動を続けたいと思っています。
その他, 施工事例, 間伐材の加工風景
タグ: 丸棒加工場, 信頼される木材店, 円柱加工場, 円柱杭, 土木工事等で使う木材, 土木工事等で使われる木材, 土木用仮設資材, 土木用木材, 土木用杭, 地中杭, 地域産木材, 専門店, 小径木加工場, 施工例・施工事例, 木製土木資材, 木製矢板, 木製資材, 矢板, 販売, 足場板, 間伐材, 間伐材とは?, 間伐材の有効利用・活用, 間伐材加工場・センター