「災害」と「土木用木材」の関係
2013/04/14
昨日(平成25年4月13日)早朝に発生した淡路島中部を震源とする震度6弱の地震に驚かれ方が多いと思いますが、「災害」と「土木用木材」の関係について考えてみました。
(この地震で、家屋等に被害をこうむられた方々に深くお見舞い申し上げます。)
1年前の「東日本大震災」1周年の際にも少しコメントしましたが、地震や土砂災害等の緊急時に必要となるのが、建設機械や土木用資材等の災害復旧関連資材です。
引き取りを待つ「土木用木材」 (仕事帰りに引き取りに来る土木建設業者が多くあります)
「土木用資材」としては、地盤安定用に使われる重量仮設材(H型鋼や矢板鋼、リーズが多い)と併せて、松杭等の「土木用木材」が多用されます。
引き取りを待つ「土木用杭丸太(大)」
建設工事量の減少とともに、これらの「土木用木材」に関わる会社が大幅に減ってしまったようですが、東日本大震災の復旧工事の本格化とともに、東日本では復活しつつあるように聞いています。
しかしながら、関西地区に限ると、「土木用木材」を取り扱う木材店は減少傾向が続いており、万が一、大規模な地震災害や土砂災害が発生したらどうなるのだろう……と思うことが多くなっていたところでした。
第2木場で在庫の「カラマツ・落葉松」の原木
「いざ災害」となれば、応急工事用の資材が即時に必要となり、災害現場に応じて重量仮設材や「土木用木材」が緊急調達されますが、「在庫」がなければ工事すらできないことになってしまいます。
こと杭丸太等の「土木用木材」となると、レンタルやリースでは対応できない「消耗品」なので「近場に資材(在庫)があるかどうか……」が、危急の問題となります。
第2木場で在庫の「杉・桧杭(防腐加工)」と杉桧の小径木の原木
弊社では、平時から「充分な在庫」を持つようにこころがけおり、「在庫リスク」を自社で負っています。「いざ災害」となった時に間に合うよう、供給責任を果たすことを使命と考えて今後とも頑張ってまいります。
第1木場(本社工場)に山積みされた丸棒加工品(半製品)
【※ 弊社の在庫に対する考え方】
弊社では「原木」若しくは「半製品」(丸棒加工のみを行い、先付けや長さ調整は受注後に作業する)状態で在庫することにより、受注後の即納体制も整えるよう心がけています。
災害時だけでなく、平常時においても、建設現場の工事進捗に合わせて即納できるよう規格製品については「見込み生産」を、また特注対応製品については「半製品状態の在庫」を豊富に抱えるよう努めています。
「災害時も供給責任を果たすこと」は、「地域密着型土木用木材加工センター」の使命と考え、「充分な在庫」「適度な在庫」を持つようこころがけています。
「土木用杭」 と 「矢板」 をセットで出荷できます
その他, 信頼される木材店, 間伐材の加工風景
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