『農業の6次産業化』に学ぶこと
2013/03/20
「第1次産業の6次産業化」に係る話題が多く提供されていますが、「農業の6次産業化」について考えてみました。
先日、日本経済新聞に「農業の6次産業化」に係る記事があり、有名な大規模農産物直販所の開設や運営の経緯が紹介されており、また林業では岡山県・西粟倉村の取り組みの様子も紹介されていました。
「農業の6次産業化」に関する特集記事 (日本経済新聞)
農家自らが売る仕組みとして、直販所が各地であり、流通マージンがいらず、農家収入のアップに繋がることが評価されていますが、今後は直販所の乱立で競争激化と淘汰の波が来るのをどう乗り切るか、警鐘をならしているように思います。
(品質が低い農産物を出す農家の差し止めを行うぐらいでないと、選ばれる直販所になれないと思われます。)
また、その記事の裏面には、銀行の農業者向け融資の全面広告も記載されており、「農業も成長産業になれる……」とのメッセージがあったような気がします。
「農業への融資」に係る大手銀行の全面新聞広告
一方、林業についてはマスコミでも有名な岡山県・西粟倉村の取り組みが紹介されていましたが、他の産業界では当たり前と思われる取り組みが、「林業界では先進的な取り組み」と位置付けられていたようですが、学ぶべきことが多いように感じました。
6次産業化の推進には「販路」、「ブランド育成」「流通業者等との連携」等、課題が多く、2次産業・3次産業業者との信頼関係の構築が不可欠で、そう簡単に真似できるとは思っていませんが、「6次産業化」とまではいかないもの、「2.5次産業化」は目指したいなあ……」と思ったしだいです。
【追伸】 「林業の2.5次産業化(6次産業化)」のブログを書いています。
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