「林業の2.5次産業化(6次産業化) 弊社の歩みと挑戦 (3-2)
2013/02/10
弊社が「杭丸太の加工業」へと業態変更していったのは、昭和49年に、現在の本店所在地を購入してからのことと思われます。(1次産業から2次産業への本格業態変更)
杉杭(木なり・皮付き 土留め用等に大量に生産)
兵庫県内や大阪府内には土木用木材を扱う有力な木材商があり、経済成長下で大規模な造成工事が行われ、杭丸太を生産・販売する弊社にも大量の注文が舞い込むようになりました。
杉・桧杭 (木なり 土留め用等に使用)
この流れに対応するべく、土木用木材として好まれた「松材の原木在庫」を強化し、木材商からの注文に即応できるよう体制を整え、兵庫県内での存在感を増したようです。
松杭(アカマツ) (兵庫県内にアカマツがあった時期は、第二木場に山積みに)
しかしながら、父が主力の時代は片手程度(5社程度)の有力木材商の注文に応じる程度でした。(注文をこなすのに困るほど、注文が舞い込んだそうで、羨ましい限りです)。
足場丸太 (間伐材の長尺物は足場丸太に加工、鉄管足場が普及するまでは大切な商材)
経済成長期が終わると、以前のような大量注文がなくなり、職人数人と細々と杭丸太の生産を行っていましたが、昭和60年に後継者である「間伐材マイスター」が家業に就き、その後、フットワークの良さで取引先が増加し、生産量の拡大等で経営安定化に寄与することになりました。
このように、販路・取引先数の拡大により、経営基盤が安定化したことが、次への布石を打てる基礎となりました。
仮設住宅用基礎杭 (工事現場で建設される宿舎用等で大量に生産しましました)
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