「足場丸太・太足場の殿堂」 『平等院鳳凰堂』見学記
2012/11/8
「足場丸太・太足場の殿堂」ともいえそうな「世界遺産『国宝・平等院鳳凰堂』」の修理現場を見学してきました。(11月2日)
「平等院鳳凰堂」の修理現場見学会
(11月3日の「文化の日」前後には、文化財保護に係る各種イベント・見学会が開催されます。
「間伐材マイスター」もこれらのイベントに出かけて来ました。)
修理用素屋根で覆われた「平等院鳳凰堂」
平等院鳳凰堂の「足場丸太の木組み」が素晴らしいことを何度も紹介しましたが、今回は、「弊社が納材した足場丸太がどこに使われているのだろう……」と探しながら、感慨深く見学させて戴きました。
「平等院鳳凰堂」の修理現場 (新しい「足場丸太」は弊社納材分と思われます)
鳳凰堂を覆う素屋根は、昔あった「木製電柱」のような「太足場」を骨組みにして、その周りには「足場丸太」や「切丸太」が格子状に番線で組まれていました。
屋根の大きさは、高さ約17m、幅約55m、奥行き約42mとのことで、約5,000本の丸太が使われているそうです。(弊社は不足分の約1,000本の納材に関わりました。)
「平等院鳳凰堂」と「足場丸太の木組み」の調和
見学会では、補修工事用に組まれた足場に登り、木組みの間から、朱のはげた軒先や甍に立つ鳳凰を間近に見ることができ、その感動は言葉に言い表わし難い状況でした。
間近に甍に立つ「鳳凰」が
「平等院鳳凰堂」の足場組み (骨組みの太足場も)
今回の修理が完成した時にも、是非見学に行きたいと思います。
(修復期間 平成24年9月3日~平成26年3月31日(予定)、この間は鳳凰堂内の拝観は中止)
「足場丸太の木組み」へ
『平等院鳳凰堂』の足場組みの工事風景は こちら
「平等院鳳凰堂」の足場組み (まだシートに覆われていなかった裏側)
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