天竜「金原明善翁」のふるさと見学記 (その2)
2012/06/26
見学記(その1)では、「天竜・金原明善翁」のふるさとの見学概要を書きましたが、「ブランド林業・ブランド木材」の管理について思うところを書いてみました。
「金原治山治水財団」 金原理事長のプレゼンの様子
一般的には、「林業が儲からなくなった」と言われていますが、、「売り方を知らないだけ……」、「付加価値がつく売り方をしようとしていないだけ……」との金原理事長の論に少し耳を傾けたいと思っています。
「静岡県森林組合連合会・天竜共販所」の講堂に掛かる「金原明善翁」の写真と書
金原利幸氏が、同財団の理事長に就任したのは2年前とのことで、それ以前は食品加工業の経営に従事されていました。
林業界に入られて以降、、「売ること」に対する他人任せ、現場改善の遅さ等、実業界との「隔絶感」を感じられることが多くあるとのことでした。
「静岡県森林組合連合会・天竜共販所」の見学
「改善の余地・大」とのことで、出材能力の向上とコントロールされた付加価値販売(ブランド林業)等の戦略の成果を見守りたいと思います。
金原理事長も関わった「バームクーヘン」 (楽天のお取り寄せバームクーヘン上位です)
その原動力には、林業・製材業以外の分野、こと競争が激しい食品加工業界で、厳しい競争を生き抜いてきた強みが発揮されると思われます。
間伐材マイスターは、実家を継ぐべく建築系専門学校を卒業後、すぐに家業に従事しました。
天竜で学んだことを生かし、機会を見つけて他業種の戦略を学びつつ、「木材加工業者」としての生き残り策を探りたいと思っています。