間伐材マイスターの徒然記

「小野・そろばんビレッジ」見学記

7月の3連休中に新規開店(14日)した小野市の「そろばんビレッジ」の陣中見舞いに行って来ました。
「播州そろばん」と言えば、「小野市を代表する地場産業」というイメージを強く持っていましたが、昨今は「伝統産業といえども、風前の灯……」の感が強くなっているようです。

小野市「そろばんビレッジ」の外観 

小野市「そろばんビレッジ」の外観 

そうした中、間伐材マイスターも懇意なそろばん製造会社の社長さん「知的玩具」の視点を取り入れるなど、「そろばん復活策」に東奔西走されています。

「伝統工芸・そろばん」のデザイン化に取り組む宮永社長と店内の様子

「伝統工芸・そろばん」のデザイン化に取り組む宮永社長と店内の様子

全国各地の展示会に出展し、「そろばんの組立体験」の実演等を通して、そろばんの普及啓発に努めておられます。
その延長線かつ地元・小野市での情報発信の意気込みが、この「そろばんビレッジ」に繋がったように思います。

「マイそろばん」の製作状況をお父さんが写真でパチリ

「マイそろばん」の製作状況をお父さんが写真でパチリ

同ビレッジでは、カラフルな色の玉と木枠を組み合わせた「マイそろばん」を組み立てることができますが、伝統工芸にデザインと色を加えるアイデアは大いに学びたいと思っています。

出来上がった「マイそろばん」 (カラフルな配色で、パチパチが楽しそう…)

出来上がった「マイそろばん」 (カラフルな配色で、パチパチが楽しそう…)

弊社では、間伐材を有効利用した「木製遊具」の部材等も製造していますが、機能ばかりに気を取られて、デザイン性や色彩等をあまり考慮してこなかったので、「そろばんビレジ」の取り組みを今後の参考にしたいと強く思いました。

「そろばんビレッジ」 天井に貼られた 「そろばん」

「そろばんビレッジ」 天井に貼られた 「そろばん」