間伐材マイスターの徒然記

「足場丸太」は、『レア木材』?

最近、「足場丸太」に係る問い合わせを戴くことが多くなりました。

木材業界の中でも、「足場丸太、まだ扱っていたの……?」と言われるほど、『レアな木材』になってしまいましたが、小径木を扱う弊社にとっては、重要な商材の一つです。

「レアな木材」となってしまった『足場丸太』 

「レアな木材」となってしまった『足場丸太』 

「足場丸太」といえば、高度経済成長期には建設現場の仮設資材として、無くてはならない資材でしたが、鉄管足場にその地位を奪われ、「死語」になってしまったような状況でした。

その影響で、生産者や取り扱う木材業者も急減し、現在でも「足場丸太」を取り扱っている弊社への問い合わせが増えているように思われます。

鉄管足場に地位を奪われた「足場丸太」ではありますが、鉄管足場が組めない狭い住宅地での塗装・解体工事、また神社仏閣の修理現場などで利用されることがあります。

(名前は伏せさせて戴きますが、「世界文化遺産」に指定されている寺院の修理現場にも納入しました。)

「レアな木材」となった『足場丸太」 (弊社では在庫の確保に努めています)

「レアな木材」となった『足場丸太』  (弊社では在庫の確保に努めています)

山林の新植が少なくなり、足場丸太に適した小径木がほとんど生産されないため、弊社でも在庫の確保に苦しんでいますが、弊社の重要な商材の一つとして、末永く取り扱っていく予定です。