「ウッドマイルズ」の少ない土木用木材
2012/03/27
機会があって「ウッドマイルズ」に関する研究会に参加しました。
「ウッドマイルズ」の少ない木材をいかに利用するか……の議論がなされていました。
「ウッドマイルズ研究会」の研究発表会
「土木用木材」の視点からすると、「議論の余地なし」と思える内容も少しありましたが、興味深く拝聴しました。
「建築用木材」の場合、施主や工務店の意向により、国内各地、あるいは全世界から木材・部材が調達されるため、必然的にウッドマイルズが多くなります。
一方、土木用木材に関しては、「近場からの調達」が前提になるように思われます。
杭や矢板等の土木用木材の場合は、「木材としての付加価値」が低く、重量があるため、長距離の輸送には適さない資材と言えます。
U字溝等のコンクリート二次製品と同じように全国各地に製造(生産)拠点があり、地域毎に流通している形が主流です。
土木用木材の在庫状況 (加工済みの丸棒製品を第2木場で保管)
建築現場で何が起きているのか理解する良い機会になりましたが、「地域密着型木材店」の役割を再認識しました。
≪ 用語解説 『ウッドマイルズ』 ≫
ウッドマイルズとは、ウッド(wood)・マイルズ(miles)という字の如く、木材の輸送距離を示します。そして、木材の輸送量(m3)にこのウッドマイルズ(㎞)を掛け合わせた数値を「ウッドマイレージ(m3・㎞)」と呼び、国や世界の木材の総輸送距離という、木材消費の態様を示すマクロな指標として使っています。
その他, 信頼される木材店, 間伐材の加工風景
タグ: 信用される木材店, 信用できる木材店, 信頼される木材店, 信頼できる木材店, 土木工事等で使う木材, 土木工事等で使われる木材, 土木用仮設資材, 土木用木材, 在庫, 専門店, 応急用木材, 木材, 木材を有効に利用する方法, 木材店の信用, 木製土木資材, 木製資材, 災害用木材, 緊急用木材, 足場丸太・仮設資材, 間伐材, 間伐材とは?, 間伐材の有効利用・活用, 間伐材加工場・センター