「社会起業家」・『地域起業家』という考え方
2012/03/17
徳島県の「上勝町」にちなんだ話題をもう一つ提供します。
「葉っぱを売ろう」で有名になった「いろどり」を指導した横石知二さんが「世界の『社会起業家』」に挙げられていることをご存じの方は多いと思います。
横石知二著 「そうだ、葉っぱを売ろう!」のブックカバー
涙ぐましい努力を経て、捨てられていたかも知れない「葉っぱ」を「つまもの」として商品化し、地元・山村地域の活性化に貢献したことが理由と言われています。
創業地、「岩座神(いさりがみ)」の棚田風景 (「棚田百選」に指定されています)
さて、「間伐材」も「葉っぱ」と同様に山の中で切り捨てられ活用されないまま腐るものもたくさんあります。
弊社では、搬出された間伐材を適正な価格で購入し、資材として有効活用できるよう加工し、各地の木材店や土木・建設会社に販売しています。
「いろどり」でいえば、「葉っぱ」を商品化する「農協の集配・加工センター」の役割を果たしていると思われます。
その役割は、山村の地域資源を都会に販売して、都会の資金を山村地域に還流させる「いろどり」と同じで、地域密着型の木材店が元気であることで「山を守る役割」も果しており、その責任の重さも感じています。
岩座神の山林 (耕作しにくい棚田に木を植えた山林です)
「世界の『社会起業家』」の足元には及びませんが、地域の「社会起業家」(『地域起業家』)になればと思っています。
≪追伸≫
創業地・岩座神では「棚田百選」の棚田を活用した地域つくりを積極的に行っており、各地の先進事例の視察にも行っています。
上勝町にも「いどろり」が全国的に脚光を浴び始めた初期の頃に視察に行っていたようです。(両親2人が参加しました。) でも、「これは真似できないなあ……」との感想で、立ち止まってしまったようでした。
先進地を視察し、少しでも「感じたこと」を自分なりに解釈して、取り入れることができたなら、きっと一歩前へ進むことができるのになあ……と思っています。
「森を大切にしたい」思い, その他, 信頼される木材店, 地域情報
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