間伐材マイスターの徒然記

「高野山・檀上伽藍中門再建工事」の建設現場を見学

昨年(平成23年)11月に「林業機械展」の視察>で奈良県に行った際、足をのばして高野山に行ってきました。
以前にも高野山訪問時の話題をブログに書きましたが、今回は高野山開創1200年記念事業として行われている「檀上伽藍・中門の再建工事」の様子を見学してきました。

「檀上伽藍・中門再建工事」での丸柱(円柱)の据え付け工事

「檀上伽藍・中門再建工事」での丸柱(円柱)の据え付け工事

神社仏閣の建設現場を見る機会はそう多くありませんが、「檀上伽藍・中門再建工事」では、建築現場や作業館での刻み作業をガラス越しに見学できるようになっています。

「壇上伽藍・中門再建現場」で立てかけを待つ丸柱(円柱)

「壇上伽藍・中門再建工事」で立てかけを待つ丸柱(円柱)

伽藍中門の建築現場では、ちょうど直径50cmはあろうかと思われる丸柱(円柱)の据え付け工事を行っており、丸棒加工を行っている間伐材マイスターにとって、見ごたえのあるものでした。
また、建築材を加工する作業館(「きざみ小屋」)も観光駐車場の近くにあり、こちらでの作業も見ごたえのあるものでした。

「壇上伽藍・中門再建工事」用の建築材料を加工する「作業館」(刻み小屋)

「壇上伽藍・中門再建工事」用の建築材料を加工する「作業館」(刻み小屋)の丸柱(円柱)

日本を代表する寺院建築なので、使われている素材も素晴らしく、また大工職人も社寺建築を専門とする職人が従事しており、完成後が楽しみです。
皆様もまたとない機会なので、見学されることをお勧めします。

「壇上伽藍・中門再建工事」の「作業館」(刻み小屋)に並ぶ製材品

「壇上伽藍・中門再建工事」の「作業館」(刻み小屋)に並ぶ製材品