「臼」と「杵」を使った昔ながらの餅つき
2011/12/31
正月が迫った12月30日、創業地の岩座神の実家で、間伐材マイスターの両親と兄夫婦たちが揃って餅つきを行っていました。
正月用の餅を「臼」と「杵」を使っての正真正銘の「杵つき餅」で、自宅や製材所にお供えする『重ね餅』をつくっていました。
孫と餅つきをする創業者の父
一般家庭の多くでは、お正月用のお餅もスーパーマーケットなどで購入したり、自家製でも「電動餅つき機」でついているケースが多くなっていますが、両親は結婚以来、50年以上、自家製造を続けています。息のあったタイミングで父が杵を振り下ろし、その傍らで母が餅をこねている姿は、まさに半世紀の『絆』のように見えました。
息のあった夫婦の餅つきの様子 (結婚以来50年余り続いています)
現在使っている「臼」と「杵」は、約10年前に間伐材マイスターが但馬地域の臼の製造元で購入したもので、「ケアキ」製のがっちりとしたものです。
約10年前に購入した「けあき」製の「臼」と「杵」
餅が好きだった両親は、昔は年に5~6回餅をついていたようですが、現在では正月用の餅をつくだけになったとのことですが、「木の文化」の伝承と言ってもいい「昔ながらの餅つき」が末永く続くことを望んでいます。