「2011森林・林業・環境機械展示実演会」見学記
2011/11/24
奈良県で開催された「全国育樹祭」の記念行事として開催された「2011森林・林業・環境機械展示実演会」の見学に行って来ました。(平成23年11月20日~21日開催)
前日に降った雨で、足元が悪い中、見学者は長靴を履いて熱心に会場内を見て回っていました。(天候に関係なく仕事をする林業関係者には、足元が少しぬかるんでいても、大したことではなさそうです。)
「2011森林・林業・環境機械 展示実演会」 入口付近での歓迎イベント
さて、展示会では最近の林業を取り巻く環境の変化もあって、「プロセッサー、フォワーダ、タワーヤー」などの高性能林業機械や木質バイオマス関連機械などの展示が多く、屋内で開催される展示会とは違い、野外での実演展示会でその迫力に驚きました。
まさに、「林業再生」を力強くリードする展示会と言っても過言ではないような気がしました。
高性能林業機械 「スクロールハーベスタ・木材グラップ」各種
弊社の創業者である父も、長年、素材生産業を行っていましたが、もっぱら人力に頼った搬出活動であったようで、当時とは雲泥の差のようです。
展示されているような高性能林業機械が素材生産現場に導入され、安全性向上や出材コストの引き下げが可能になり、より多く国産材が使われるようになることを願っています。
林内・木材運搬車 (小幅な林内作業道で木材搬出が可能に)
一方、木質バイオマス関連機械の展示では、小径木を破砕する大型機の展示が多くありましたが、破砕されている木材を見ながら、「弊社なら丸棒加工をして『資材』として有効活用できるのになあ……」と少し複雑な気持ちにもなりましたが、「木質バイオマス」の有効活用という点から考えると時流なのかな……との感想を持ちました。
自走式木材破砕機に投入される「小径木」 弊社では丸棒加工で『資材』になる太さです
今回の奈良県行きの機会に、「吉野林業のふるさと」にも詣でてきました。そこのところは追って報告いたします。