間伐材マイスターの徒然記

景観にマッチする「自動販売機」の設置方法?

弊社から国道を3kmほど北に行ったところの酒屋の軒先に、清涼飲料水の自動販売機があります。

国道沿いに設置された「自動販売機」とその周りに設置された「擁壁」

国道沿いに設置された「自動販売機」とその周りに設置された「擁壁」

この自動販売機が少し違うところは、周りを木製の丸棒加工品を活用した「擁壁」で囲われていることで、自動販売機の利用者の目を引いています。 

酒屋さんが自動販売機を新しいものに更新した際に、雨風を防ぐ「擁壁」を設置してほしい旨の依頼があり、弊社出入りの大工さんが丸棒加工品を活用して施工したものです。 

丸棒加工品で作成されて「擁壁」で囲まれた「自動販売機」 (全景)

丸棒加工品で作成されて「擁壁」で囲まれた「自動販売機」 (全景)

国道沿いなので多くの方に見られ、少し注目されているようですが、これが「景勝地」だったらもっといいのになあ……と思っています。

 歴史的街並み、温泉観光地、景勝地等の景観上の配慮が必要な場所では、自動販売機の設置には景観配慮等の義務を課される場合が増えています。自動販売機本体の艶やかな色彩を抑えたり、周辺の景観や建物にマッチする設置方法等の配慮が求められることが多くなっているようです。

そんな場所に設置されていれば、同じものでももっと価値があったのになあ……と思うところです。

自動販売機を囲む「擁壁」にワンポイントとして取り付けられた「木製プランター」

自動販売機を囲む「擁壁」にワンポイントとして取り付けられた「木製プランター」