間伐材マイスターの徒然記

「木原材木店」or 「木原木材店」?

時々、「木原材木店」あての郵便物を受け取ることがあります。

住所があっているので、当然、郵便物は届きますが、少し複雑な気持ちになります。

「木材店」であるか「材木店」であるかは、一般の人々にとっては大きな違いがないように思われますが、少しこだわってみました。

加工場入口にある「木原木材店」の看板

加工場入口にある「木原木材店」の看板

用語解説の大御所「広辞苑」を調べると、「木材」は切って種々の用に充てる材料の木、「材木」は建築・器具製作の材料として製材した木、との定義になっています。

弊社なりの分類してみると、原木を製材する前が「木材」で、製材して柱などの用材となったものが「材木」とするのが、一番わかりやすいように思われます。

弊社近くの国道沿いに建つ「木原木材店」への木製案内看板

弊社近くの国道沿いに建つ「木原木材店」への木製案内看板

また、「木材店」「材木店」の使い分けも山元で素材生産から製材までの過程に関わっている会社が「○○木材店」と名のり、流通の最終段階に近い会社ほど「○○材木店」を名乗っている会社が多いように思われます。

この他に、育林や素材生産を得意とする会社が「○○林業・造林」と、製材加工を得意とする会社が「○○製材」と名のり、流通の最終段階になると「○○銘木」のような社名が多くなっているようです。

加えて、総合的に原木加工から流通部門を行う場合には「○○木材加工・流通センター」等と名のっている場合が多いように見受けられます。

木原木材店 (加工場正面)

木原木材店 (加工場正面)

弊社は、屋号を「木原木材店」とするとともに、木材加工業の形態が分かりやすいように「北はりま小径木加工センター」というサブネームを使用しています。